トータル的なポンプ防振システムについて


トータル的なポンプ防振システムについて


ポンプの防振は防振架台とゴム製フレキシブルジョイントおよびフレキの配管固定支持をひとつのシステムとして考える必要があります。
また、ポンプ等の設備機器により発生する振動は、ポンプ本体振動によるものと管内圧力変動による脈動によるものがあります。
機械振動によるものは防振架台とゴム製フレキシブルジョイントで防振できますが、通過した流体は、流体の脈動やエルボ、チーズ、バルブなどで新たに配管全体に振動を発生させるので、横引き配管および竪配管は状況に応じて防振支持が必要になります。
建物の用途および室用途や配管の容量、設置位置を配慮してトータル的な対策をバランスよく行わなければならないと考えます。図1、2はポンプ廻り防振システム例です。
同時に地震力に対してもシステムの保全ができるように耐震を考慮した安全対策が必要と考えます。
防振材料(スプリング、防振ゴム、吊りハンガー、防振継手など)は機能材です。支持荷重や圧力・温度など仕様範囲で使用しませんと、機能(効果)を発揮できません。仕様を守って設置されますようお願いいたします。

防振システム例 1防振システム例 1

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